F.Kさんは、有名企業に長らく勤められていたとお聞きしました。そこから転職することをご決断された経緯を教えてください。

F.K

以前勤めていた会社は、大手企業グループ会社の広島支店で、そこでは環境プラントの設計業務を担当していました。その会社に10年ほど勤めていたんですが、グループ内の別会社と統合することになり、広島支店がなくなって関東方面に転勤しなくてはならなくなったんです。 その頃は、私は数ヶ月と言う単位で海外出張に行ってましたから、家族で横浜転勤となっても自分は相変わらず海外出張、でも家族は私が定年になるまで見知らぬ土地で生活することになる。 そんな選択肢はありえないと思い、広島で働ける会社を探すことにしました。

それは想定外の転職となりましたね。しかし、約10年のキャリアを捨てて、というのは、かなり躊躇されたのでは?

F.K

もともと、私も家内も広島出身で、両親も近所に住んでいますし、子供もまだ小さかったですから。 10年のキャリアより地元に残る方を取る、という決断は早かったですね。 その時は私はまだ中東地方の国に出張中だったんですが、出張先からネットでタクマプラントが募集しているのを見つけて、工事の経験はないけど、同じプラントを扱っている会社だし、前職と業務が似ているだろうと思い、すぐに応募しました。 面接では仕事内容とかいろんな話を聞いたんですが、とにかく和気あいあい、というかアットホームな感じでした。そのこともこの会社に、と決める大きなポイントでしたね。

その後、入社が決まり、今年で2年目ですよね。前職との違いなどはありました?

F.K

現場での仕事内容は、前職とはまったく違っていました。正直、経験がほとんど活かせることができず、当初は戸惑いの連続でしたね。 ただ、慣れない中にも職人さんとの細かいコミュニケーションが密に取れるようになってきて。それからは、いろんな体験が次の仕事につながるようになり、徐々に大きな現場でのスケジュール管理などを任されるようになってきました。 そうなると、やりがいを感じるし、ますます仕事が楽しくなってきますよね。

今はとても充実しているみたいですね。F.Kさんが今後チャレンジしてみたいことは?

F.K

今はボイラー技士と整備士の資格を取ろうと思って、時間を見つけて勉強しています。この資格で得られる知識は、仕事の面で大いに役立つと思っているので。それからフォークリフトの免許もぜひ取りたいですね。これも現場で活かせると思っています。 うちの会社は、免許や資格の取得にも全面的にバックアップしてくれるので、今後も貪欲にチャレンジしていこうと思っています。

F.Kさんのオフは、2人のお子さんと一緒に、近所の公園や奥さまのご実家近くでの昆虫採集。虫カゴと網を持ってカブトムシやちょうちょ、時にはトカゲなんかもゲットされるんだそうです。